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2022年 05月 17日
【ここに私、あなたと。】〜本物の多様性とは何か。きっと答えが見つかるはず〜

【自己紹介】

•角木 理紗(すみき りさ)
•映画脚本、監督 •立命館大学映像学部在学中

・埼玉県出身。中学高校と演劇部に所属しており脚本や演出に興味を持つ。
自身が女子校出身であること、精神疾患を患った経緯によりあらゆる現代の精神的社会問題に関心がある。

 •INTERNATIONAL CREATIVE STUDENT AWARD(ISCA) 2021 国内映像部門 入選
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【制作意図or背景】

 近年ジェンダーやLGBTQをテーマとした作品が増え、ネットやニュースでも現状や活動が取り上げられることが多くなった。
しかし「女装しているならゲイだ」、「男女どちらでもいいならバイセクシュアル一択だ」「必ず理解するべきで生理的に無理な人はおかしい」といった、枠に当てはめるための安易で画一的な判断をしがちになっている。
特に表現者はわかりやすさと安直さのせめぎ合いとなり、答えは見つかっていないと感じる。
また、必ず意見を持っていなければいけないという“言葉の強さ ”から、話題に出す人、そうでない人の差が激しいように感じる。そのようなセンシティブなテーマに解を見出そうとして、様々な考えの若者が混ざり合う世界を描くため本作を企画した。
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【あらすじ】

服飾学科2年の相田詩織は空間デザイン学科の矢島アイカと共にLGBTQをテーマとしたコンペティションに出品しようと企画した。理由は「世間でウケが良さそう、今時っぽい」というものだった。
建築学科の男子、三島悠人にモデルをやってもらおうと声をかける。以前三島はサークル内でゲイ疑惑が出ており、大学で少し目立った存在だった。 詩織は三島と話してみると、「アセクシャル」という恋愛感情自体を抱かないタイプだと感じ始める。
大人しく優しい三島に詩織は段々と心惹かれていくが、思いを伝えるべきか、どう接していくべきか迷う。LGBTQのモチーフである「レインボーカラー」をメインに服飾や空間演出が決まっていくが、LGBTQに否定的な学生とも作業するなかで、詩織は違和感を感じていく。


【皆さんにメッセージ】 言葉だけだとどうしても棘や圧を感じてしまうもの、けれどとても大切な考えや気持ちを映像に乗せて多くの人に体感してもらいたいと思っています。